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潜入!!onちゃん!6チャン!!HTB vol.30
潜入!onちゃん!6チャン!!HTB

No.30正確に、誠実に、ニュースに向き合う日々

公開:2026年9月24日

HTBのアナウンサーに新しい顔が加わりました。吉本湧生我(よしもとゆうが)さん。4月に入社して総務局や報道情報局での研修後、編成局アナウンス部で基本的な発声練習や原稿読み、リポート研修を受け、7月1日に初めてニュースを読む「初鳴き」を経験。アナウンサー歴28年目の林和人さんと振り返ってもらいました。

林アナと「頑張ります!」
林アナと「頑張ります!」

始まりは「カラス」との日常から
岡山県から北の大地へ

林:吉本くんは岡山出身で大学は山口大学。北海道の第一印象は?
吉本: 一番の衝撃は「カラスが大きいな」ということでした(笑)。会社の前の横断歩道で、青信号になった瞬間、カラスが私の横をぴょんぴょん並んで渡ったんです。
林: カラスが一緒に!?(笑)。就職活動のころはまだ雪が残る季節だったけれど、不安はなかった?
吉本: 正直、雪国の暮らしに心配はありました。ただ「受かってから心配しよう!」と決めていました。大好きなプロ野球チームがあることも、北海道に来る大きな後押しになりました。

野球一筋の少年が、アナウンサーを志したきっかけ

林: 大学3年まで12年間、野球一筋だったんだよね。アナウンサーを目指したきっかけは?
吉本: スポーツ実況への憧れです。野球を引退した時、まだ野球から離れたくないという心残りがありました。そんな時にテレビで甲子園の中継を見て、「今度は伝える側として喋りたい」と思ったのがきっかけです。
林: 何か印象に残っている実況はある?
吉本: 高校野球で、当時のABCテレビ楠淳生アナウンサーがホームランの瞬間に放った「えー、びっくり!」という実況です。アナウンサーは正確に描写するものだと思っていたので、心の底から感情をぶつけた言葉に、自分の心も激しく揺さぶられました。
林: 「びっくり」はシンプルだけど、観ている人の感情とリンクして、その凄さを何倍にも増幅させる究極の描写かもしれないね。

依田アナの特訓風景
依田アナの特訓風景

泥臭く向き合った研修、アクセント辞典は相棒

林: 6月のアナウンス研修を振り返ってみてどうだった?
吉本: 一番苦労したのが「アクセント」です。喋るたびに西日本特有のイントネーションも指摘されて、アクセント辞典を開く毎日でした。今も手放せません。
林: 他に先輩からのアドバイスで心に残ったものはある?
吉本: 依田英将さんのニュース読みの研修です。ロジカルに文章読解をされるのですが、最後に「3秒くらいのズレなら、精神力で尺通りにねじ伏せる。最後はメンタルだ」とおっしゃったのが印象的でした。あれだけ論理的な方でも、最終的には強い気持ちが大事なんだと知り、妙な説得力と安心感がありました。
林:失敗を恐れるより、「よし、自分が最後をきっちり締めてやる!」とワクワクするのが、この仕事の醍醐味だからね。そして迎えた7月1日のデビュー。
吉本: 実は朝は声が出なくて自己申告しようか迷ったくらいでした(笑)。デスクの横で下読みを始めると、周りの先輩たちが代わる代わる声をかけにきてくださって……。「とんでもない舞台を迎えるんだ」と、一気に緊張が体を巡りました。本番中は、止めようと思っても足が小鹿のようにガクガクと震えていて、終わった後に自分でもびっくりしました。

現場取材に駆け回る日々てす!
現場取材に駆け回る日々てす!

林: 私は足が震える経験はないけれど、若い頃、極限まで緊張すると、背中にズーンと突き上げるような衝撃が走っていたよ。でも、それって「今、自分は生きている」と最も強く実感できる瞬間でもあるよね。終わった後はどうだった?
吉本: 本当に力が抜けて、溶けてしまいそうでした。オンエア後にスタジオの扉を開けた瞬間、崩れ落ちそうになっているのを同期に見られて、「泣いているの?」と突っ込まれました(笑)。泣いてはいなかったのですがホッとした気持ちでいっぱいでした。
林: 無事にデビューを果たして、今は報道取材を積み重ねる日々。
吉本: 事件や事故の現場へ一日に3件駆け回ることもあり、ニュースの重さに心が揺さぶられることもあります。焦って余裕をなくしそうになる瞬間ばかりですが、人の命や生活にかかわる大切な情報だからこそ、ひとつひとつの事実を整理し、誠実に伝えられるように心がけています。そして、活動のフィールドを広げて、将来的には「北海道でスポーツといえば吉本」と言ってもらえるような存在になりたいです。
林: 探求心を持って突き詰めていってほしい。これからの活躍を楽しみにしているよ!
吉本: はい、現場を大切に、とことん頑張ります!

初鳴きを終えて
初鳴きを終えて
吉本湧生我
2003年11月4日生。岡山県出身。山口大学経済学部卒。趣味はランニングと銭湯。特技は中華鍋で本格チャーハンをつくること。「辛い、しんどい、もうやめたでは、大きな夢には届かない」が座右の銘。
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