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テレビでは伝えきれなかったこと vol.6

おいしく料理を作ること コロナ禍で見なおす「料理」

公開:2021年9月21日
テレビでは伝えきれなかったこと
公開:2021年9月21日
東海林さんの作ったお菓子「みそ風味のビスコッティ」をいただく筆者。ご紹介した本にもこのレシピがあります。
東海林さんの作ったお菓子「みそ風味のビスコッティ」をいただく筆者。ご紹介した本にもこのレシピがあります。


 度重なる緊急事態宣言で外食自粛が続き、家で作って食べる機会が増えています。コロナ前はあまり意識していなかった食材に関心を持つようになったという人や、料理が趣味になったという人も多いようです。そこで今回は、私が最近手にしたオススメの料理の本を紹介します。

 青い空に、白い雲が浮かんだような表紙が印象的な『おいしくつくろうよ』。簡単につくれるメニューから、プロのひと手間を加えたものなど83種類のレシピが載せられています。札幌の料理研究家・東海林明子さんが6月に出版した本です。

 今はインターネットで検索すれば、投稿レシピや動画レシピも沢山見ることができますが、私が「料理本」を好むのは、その本を手掛けた「人」の個性が伝わってきて親しみを持てるからなのだと思います。この本からは、東海林さんが料理アレンジを楽しむ姿や、お酒と食事を楽しむ姿が目に浮かびます。

 「長イモのふんわり卵焼き」や「マーマレードポテサラ」など、さっそく作ってみたくなるものや、「ジンギスカンのたれ」「めんつゆ」など、市販のものではなく自家製にこだわってみる面白さも感じられました。

 また所々に、こだわりの調理道具や、お気に入りのエプロンなども紹介されているコラムも楽しみの一つです。

 この本に込めた想いを東海林さんに伺いました。

 「外食が減った分、家庭料理が見直されるようになりましたが、一方で料理教室など、料理を教える機会も減ってしまいました。まだまだコロナの影響は続きそうだし、家族や孫と一緒に作れる料理の本を出そうと思いました」。

 今回、家族と一緒に楽しく作れるレシピを意識したという東海林さん。本の中では、お孫さんや、息子さんご夫婦も登場して、一緒に作る様子が掲載されています。

森さやかの思うこと

 家族と美味しく作って食べる。その大切さを、改めて感じるようになりました。

 ときには料理が面倒に感じられることもあり、簡単なレシピも役立ちますが、これまでの視点ではなかったものが「誰とつくるか?」という価値観。改めて食について考える今日この頃。子供たち、孫たちとつくる料理は、キッチンに向かうのが楽しくなりそうです。

料理研究家 東海林明子さん。料理教室の講師や飲食店のアドバイザー。食に関わる仕事に携わって50年。
料理研究家 東海林明子さん。料理教室の講師や飲食店のアドバイザー。食に関わる仕事に携わって50年。
本にはお孫さんとお料理する東海林さんの姿も。
本にはお孫さんとお料理する東海林さんの姿も。
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