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お絵描きお天気物語 vol.18
お絵描きお天気物語
No. 18

夏日!と思ったら突然、冬の便り!?

お絵描きお天気物語
公開:2026年9月24日
夏日!と思ったら突然、冬の便り!?

 近年の日本列島、夏の暑い時期が長くなり、そのぶん春や秋が短くなった、という感覚をお持ちのかたもいるようです。四季がなくなって、二季になった、と。

 北海道では、かつてはお盆の頃には涼しくなり、帰省のUターンラッシュが終わるとすぐに新学期がスタートといった流れでした。ところが札幌では、3年前の8月23日に気温が36.3度まで上昇! 暑さの新記録更新があまりに季節はずれだったため、夏休みが延長されることになりました。

 夏がどれくらい長くなっているのか…。その年に最後に30℃以上の真夏日が記録された日を調べてみたところ、札幌では9月2週目以降(9月8日以降)にずれこんだのは、去年までの最近20年間で6回ありました。それ以前の約130年間(1873年~2005年)では、わずかに1回だけ。このデータからも夏が長くなっているのは明白です。

 去年は10月になってからも25度以上の夏日が続出して、函館や小樽、旭川では史上初めて「10月の3日連続夏日」を記録。と、思ったらすぐに天気が崩れ一気に季節が動き出しました。

 2日後には、利尻山で初冠雪。上川町、喜茂別町などでは氷点下に冷え込み、その数日後に三国峠では雪が降りました。

 つまり、安全に峠越えをしようとしたら、25℃以上の夏日にタイヤ交換をしておく必要があったということ。汗を流しながらタイヤ交換をして、部屋の中では、扇風機とストーブが同居。夏服と秋物の服が並んで掛かっているのが、短い秋の生活のひとコマというわけです。

 これからの時期、季節はこんなふうに回り、舞台が反転するように劇的に変わります。しかし、これは比較的高い精度で予測ができますので、天気予報を欠かさずチェックして備えましょう。

気象予報士 清水秀一
テレビで、近畿(大阪発)、全国&地球(東京・千葉発)の天気予報を担当したあと、HTBの朝の情報番組(イチモニ!など)で18年間「お絵描き天気」を中心に気象情報を伝え2024年秋にテレビから引退。新潟県出身、北海道生活25年。


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