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お絵描きお天気物語 vol.19
お絵描きお天気物語
No. 19

冬は突然やってくる!?

お絵描きお天気物語
公開:2026年10月19日
冬は突然 やってくる!?

 10月は冬将軍が目覚める時期です。目覚めるだけでなく本気を出して、街を一気に冬の景色に変えることもあります。

 去年の初雪は、稚内や旭川、網走で10月20日。その3日後の23日に札幌、そして太平洋側の函館や室蘭、帯広などでも28日と、道内のほとんどの所で11月を迎える前に雪が降りました。特に道北の雪は、チラチラっと降るだけにとどまらず、上川町では10月としては37年ぶりに多い25㎝の積雪を記録。旭川でも10月としては9年ぶりに多い9㎝の雪が積もるなど、3週間ほど前には、25℃以上の夏日が続出していた北海道が一気に冬の寒さに包まれました。

 札幌の市街地では、10月のうちに雪が積もることはありませんでしたが、立冬にあたる11月7日、雷の号砲が鳴り響くとともに寒気が襲来して、夜から雪が強まり、翌朝の積雪は12cm。9年ぶりに早い本格的な雪となり、数日前は15度を越えるポカポカの小春日和で、赤や黄色の紅葉であふれていた札幌も、一夜にしてモノトーンの世界へと変貌を遂げました。

 「季節のうつろい」などという上品な表現は通用せず、季節が激変するのが10月です。

 そして、このように早い時期の冬将軍の本気は、街の風景を劇的に変えてしまうばかりでなく、暮らしへの影響も広がります。タイヤ未交換の車は通勤には使えず、歩行者も、慣れない雪道や凍結路面では恐る恐る…。せめて、ぬくぬくの防寒着と冬靴だけは用意しておきたいところです。できることなら、スコップや雪かきブラシ、そしてタイヤ交換も済ませておけるよう、週間予報や長期予報をチェックしておくといいでしょう。長い長い冬はもうすぐそこです。

気象予報士 清水秀一
テレビで、近畿(大阪発)、全国&地球(東京・千葉発)の天気予報を担当したあと、HTBの朝の情報番組(イチモニ!など)で18年間「お絵描き天気」を中心に気象情報を伝え2024年秋にテレビから引退。新潟県出身、北海道生活25年。
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