
ワインと出合ってからワインに関する知識がほぼないままに飲んできた日々。今までいろいろなワインを飲む中で、自分好みの味を発見し、そのとき初めてこのワインはどんなブドウを使っているのか、どこで造られたワインなのか、どんな特長があるのかと興味がわき、そこで改めてラベルを見たり、ネットで調べたりして、好きなブドウの種類や産地を知る。そんな感じです。興味を持つからこそ、そのワインについていろいろ知りたくなって、情報が頭に入ってくるもので、これがワインの勉強となるとなかなか難しくて。ワインに限らず、どんなことでもそうかもしれませんね。
いずれはワインにかかわる仕事ができたら。そう思った時期がありました。かかわり方はいろいろありますが、やはりワインの知識をもって仕事ができる「ソムリエ」は憧れです。お恥ずかしい話ですが、ワインの勉強をしてソムリエの資格が取れたらと、淡い夢を抱いたことがありました。ソムリエの学校を調べ、仕事をしながら学ぶためのスケジュールを考え、ソムリエ教本を買って……。などなど右も左もわからず準備を進めていました。そして初めて見たソムリエ教本は、当たり前ですが、カタカナだらけ。最初のうちは興味を持って読んでいたものの、だんだんと教本を開くだけで眠くなる毎日。資格を取ることはそんな甘いものではないと悟りました。
いろいろあった結果、何も考えずにただただワインの味を楽しむことが私にとって一番良いワインとのかかわり方だと実感しました。だから今でも飲んで感じるのは、ブドウの味が濃いとか、酸味があるとか、香りがたつとか、そのくらいです。
私にとってワインは、味も香りも飲み心地も、全て含めて日々の疲れを癒してくれる、そんな存在です。そこには、自分にとって難しいことは何一つ存在しません。身も心も満たされて、また明日も頑張ろうと思える力をもらえるワインに感謝しつつ、これからも自分のペースで楽しみたいと思います。