
「天声人語」を題材に、学びを深めませんか。読解力アップにも役立つ「見出し作り」。見出しを考えることは、文章が訴えたいことを短い言葉で表現する訓練にぴったりです。

今回の天声人語は「英語辞典」です。この春、新たに23の日本語がオックスフォード英語辞典に加わりました。またちょうど同時期、真田広之さんプロデュースの時代劇「SHOGUN 将軍」がエミー賞を受賞しました。「将軍」をはじめ、日本の文化が名実ともに世界で浸透しつつあるようです。
この記事には「『SHOGUN』深める日本の姿」という見出しをつけました。まずは文章全体のキーワードを押さえましょう。一つの記事に複数のエピソードが含まれる場合は、どのエピソードにも共通する語に注目しましょう。今回は英語辞典の「将軍」とドラマの「SHOGUN」です。次に文章全体の結論を考えますが、なかなか結論が見いだせない人は文章中の表現を借りるのがおすすめです。
今回は「証し」という表現を借りて、最後の一文に注目します。英語辞典への新語追加やドラマ「SHOGUN」の快挙は、世界に正しい日本文化が広まりつつある証しである。このように考えられますね。それでは、キーワードを見出しにまとめていきます。 見出しには「SHOGUN」を採用します。作品タイトルであり、英語辞典の見出し語でもあります。ダブル・ミーニングという手法で、一つの言葉に二つ以上の意味をもたせることができます。「姿」という言葉選びもポイントです。単に「日本のイメージ」と書くよりも、歴史や伝統にもとづく真の日本が世界に広まりつつあるという印象が読み手に伝わります。
清水章弘…学習塾経営、教育アドバイザー、コメンテーター、ラジオパーソナリティを中心に活躍。朝日小学生新聞にて小学生向けの勉強法に関する記事を連載中。

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