

今回の天声人語は「少子化」です。日本の少子化は世界的に見ても非常に深刻です。生まれてくる子どもの数は加速度的に減っているといいます。長年、少子化対策があれこれ打ち出されています。時代の流れとともに新たな課題も出てくる中、私たちや将来生まれてくる子どもたちの生活を守るためには、どのような政策が有効なのでしょうか。
この記事には「出生数減 社会変える覚悟を」という見出しをつけました。キーワードはもちろん「少子化」です。結論も押さえましょう。最後の二文に注目です。「寛容で、だれもが将来に展望を持てる社会で、子どもは生まれ、育ってほしい」。子どもたちに対する筆者の思いがうかがえます。また、少子化対策は効果が出るまでには時間がかかること、また時間が経って世の中が変わり、新たな問題が出てきていることも踏まえると、日本の現状に対する筆者の強い危機感が表れているとも考えられます。
記事の内容をしっかり把握できたら、的確な表現で見出しに落とし込んでいきましょう。まずはキーワードの「少子化」にひと手間加えてみます。この言葉をそのまま用いてもよいですが、今回は一目でより内容がより伝わるよう、「出生数減」と言い換えて見出しに採用してみました。子どもたちのために社会をすみずみまで変えなければ、という筆者の思いや危機感も、上手く見出しに反映させましょう。記事にある「覚悟」という言葉がぴったりなのではないでしょうか。
清水章弘
学習塾経営、教育アドバイザー、コメンテーター、ラジオパーソナリティを中心に活躍。朝日小学生新聞にて小学生向けの勉強法に関する記事を連載中。