

今回の天声人語は「絵文字」です。気持ちを伝えるために生まれ、いまや世界中で使われている「Emoji」。その黎明期に日本で生まれた「ドコモ絵文字」が今年で提供終了となるそうです。笑顔やハートなど、シンプルな形でも思いが伝わるのが絵文字の魅力ですよね。スマホでたくさんの情報をやり取りする今、絵文字ならではの味わい深さが確かに恋しくなるのかもしれません。
この記事には「国境越えたドコモの絵文字、勇退」という見出しをつけました。キーワードはもちろん「絵文字」ですね。そして記事の話題は中盤にある「『ドコモ絵文字』のサービス終了」なのですが、今回は筆者のエピソードなどを含めもう少し深く考えてみましょう。筆者は絵文字にまつわるエピソードや世界に広まった背景、シンプルゆえのよさにも触れています。これらはすべて、「ドコモ絵文字」が果たした功績の大きさを称える気持ちの表れではないでしょうか。よって、記事の概要は「世界に絵文字を広めた『ドコモ絵文字』がサービス終了となり、その役目を終えた」。こんなふうに捉えましょう。
最後に、見出しにまとめます。「勇退」という言葉を選んだところがポイントです。サービス終了、と聞くと暗いニュースのように聞こえるかもしれません。しかし記事では、ドコモの絵文字が世界中に普及し、コミュニケーションが多様化したことが高く評価されています。ですので、明るい雰囲気が伝わるよう、「絵文字終了」ではなく「絵文字勇退」と表現しました。
学習塾経営、教育アドバイザー、コメンテーター、ラジオパーソナリティを中心に活躍。朝日小学生新聞にて小学生向けの勉強法に関する記事を連載中。