

今回の天声人語はコアラが主人公。今から約40年前、コアラは日本-オーストラリア間の友好のしるしとしてやってきました。現地では自然保護の象徴でもあり、愛らしい姿には平和なイメージがぴったりですね。日豪関係も良好であり続けてほしいかぎりです。
この記事には「コアラが繋ぐ 日豪の平和と友好」という見出しをつけました。まずはキーワードと結論の確認から。キーワードはもちろん「コアラ」。そして結論は、「変化する国際社会の中でも日豪関係が平和であり続けてほしい」です。キーワードが結論に含まれず、端的な見出しにまとめるとなると苦労する人もいるかもしれません。そんなときは、キーワードと結論をつなぐ表現を文章中から探してみましょう。すると終盤、『この愛らしい姿を眺めていると、友好や平和という言葉が似合うと思う。』という一文が見つかります。筆者が、コアラのもつ愛らしい平和なイメージを、日豪関係がめざす理想の形に投影していることが想像できます。
今回はこの一文を念頭におくようにしましょう。特に注目してほしいのは「繋ぐ」という言葉選びです。筆者がコアラを、日豪間の平和を象徴する生き物だと捉えていることはもちろん、友好関係のきっかけであることも伝わるようになります。「日本」や「オーストラリア」など国の名前を漢字一字で表すのもポイントです。限られた字数で読み手に印象を残すため、細かい表現にまで目を向けてみましょう。