

今回の天声人語は「国語便覧」です。第一学習社の『カラー版新国語便覧』が今、大人の間で異例のヒットとなっているそうです。実際に購入し、開いてみると、資料の多さ、幅広さ、またその濃密さに改めて気づかされます。感心し、つい読みふけってしまうのだとか。もう一度学び直したい、そんな大人こそ手に取りたくなるのも納得ですね。
この記事には「国語便覧 学ぶ大人の注目集める」という見出しをつけました。キーワードはもちろん「国語便覧」。今回は一歩踏み込んで、なぜ大人が国語便覧に興味をもつのか、と考えてみましょう。読み解くヒントは、対照的な筆者の経験にあります。高校生の頃、国語便覧は授業教材としてはほとんど出番がなく、当時の筆者にとっては暇つぶしのお供のような位置づけでした。しかし大人になって改めて見てみると、「もう一度学び直したいという気持ちが強くなった」と。懐かしさとともに新鮮さも感じているのではないでしょうか。この思いは、きっと国語便覧を欲する大人に共通するもの。「国語便覧がもう一度学び直したい大人の間で注目を集めている」とするほうが、よりわかりやすい要約になりしたね。
最後に、見出しにまとめます。ポイントは「学ぶ大人」です。久々に国語便覧を手にとった筆者は、懐かしさだけでなく新鮮さや驚きも感じています。「学ぶに遅いということは、あるまい」という最後の一文も踏まえて、ただの「大人」ではなく「学ぶ大人」と表現しました。