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お絵描きお天気物語 vol.13
お絵描きお天気物語
No. 13

早く咲きすぎて後悔!? 雪と桜が出会う春

お絵描きお天気物語
公開:2026年4月20日
早く咲きすぎて後悔!? 雪と桜が出会う春

 4月も半ば。この春から新生活を始めた人も、そろそろ軌道に乗ってきた頃でしょうか。とはいうものの、この時期の天気や気温の傾向は、北海道と本州方面では差が大きく、自然環境に慣れるのに時間がかかるかもしれません。ただ、そのおかげで、本州方面でお花見を楽しんでから北海道に越してきた人は、このあともう一度お花見を楽しむことができます。

 といっても注意が必要です。札幌の桜の開花は、平年日(2020年までの30年平均)が5月1日。ゴールデンウィークの頃がお花見の時期といえそうですが、去年まで12年間、4月中の開花が続いています。最近10年の開花日を平均すると4月23日で、これは青森の平年日(4月22日)とほぼ同じです。つまり10年で、札幌が青森に移動したような急激な変動が起こっています。

 この10年の中でも、特に開花が早かったのが3年前の2023年。観測史上最も早い4月15日で、平年より半月も早い開花でした。ところが、その2日後にはなんと、みぞれが降ったのです。早く訪れた春にせかされるように花開いた桜も、きっと後悔したことでしょう。

 この4月ひと月を通した「月平均気温」は観測史上4番目に高く、「暖かい春」「記録的に早い桜」として記録されていますが、その中に日々の気温の変動が隠れています。その変動は、早い時期から予測するのが難しいのが現状です。

 ちなみに気象庁は「雪の終日」といって、そのシーズン最後に雪(みぞれ)が降った日の統計を取っており、その平年は4月21日です。桜が早く咲いたからといって、強烈な寒の戻りがやってこないとは限りません。道北やオホーツク方面などでは積雪の可能性もありますので、後悔しないよう日々の天気をチェックしましょう。

気象予報士 清水秀一
テレビで、近畿(大阪発)、全国&地球(東京・千葉発)の天気予報を担当したあと、HTBの朝の情報番組(イチモニ!など)で18年間「お絵描き天気」を中心に気象情報を伝え2024年秋にテレビから引退。新潟県出身、北海道生活25年。
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