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お絵描きお天気物語 vol.8
お絵描きお天気物語
No. 8

気温がプラスでも凍結注意!

お絵描きお天気物語
公開:2025年11月17日

 早起きがつらい季節です。夜間の冷え込みは氷点下が当たり前。天気が崩れたら、雨よりも雪になることのほうが多い季節に入ってきました。たとえ道路に雪がなくても、濡れた道路や歩道が凍っている恐れもあり、通勤、通学には神経を使います。

 昼間は、日射しがあればぬくもりを感じることができますが、夜になると、あらゆるものが冷えてゆきます。とくに冷えやすいのは道路や地面です。夜は、地面から温度が下がってゆき、その地面に接している空気が冷やされてゆくので、朝が近づくにつれて、冷たい空気が地面にどんどんと積み重なっていくようなかたちになります。この結果、どういうことがおこるか…。

 気象庁が発表する「気温」は、地面から約1.5mの高さ、つまり大人の顔くらいの高さで観測しています。なので「気温」がプラスでも、地面では氷点下であることが珍しくありません。つまり「気温」がプラスでも、水たまりは凍るのです。土の中のぬくもりが、地面の温度低下をおさえてくれる可能性はありますが、高架橋や橋の上などは、土のぬくもりに期待できないばかりか、道路の裏側からも熱が逃げてゆくので、とても凍りやすい危険な場所です。

 とくに、いちばん気温が下がる明け方に通り雨があると、「気温」がプラスでも、ツルツル路面になるリスクが高まります。乾燥した風が吹いたりすると、道路に残った湿気が蒸発し、その蒸発が熱を奪ってゆくメカニズムは、風呂あがりに、濡れたままでしばらくいると、湯冷めをしてしまうようなイメージです。冷えやすい山間部では、山の斜面から流れ出た水が、トンネルの出入口付近で凍っていることがありますので要注意。

気象予報士 清水秀一

テレビで、近畿(大阪発)、全国&地球(東京・千葉発)の天気予報を担当したあと、HTBの朝の情報番組(イチモニ!など)で18年間「お絵描き天気」を中心に気象情報を伝え2024年秋にテレビから引退。新潟県出身、北海道生活25年。

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