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はじめまして。清水秀一と申します。昨年の秋までテレビで天気予報を担当していたので、初めてではない、という方も多いと思いますが、転勤や進学で、この春から北海道生活を始めた方もいらっしゃるでしょう。多くの方にこのコーナーで天気を楽しんでいただけたら嬉しく思います。
さて、新年度の生活にも慣れてきた頃、そろそろ気になり出すのがお花見の予定ではないでしょうか。その桜は近年、開花が驚くほど早くなっています。
絵は、札幌管区気象台の約70年間の桜の開花の記録をグラフにしたもの。下のほうほど遅く、上のほうほど早いことを示していて、赤の部分は4月、青の部分は5月の開花を表しています。
古い時代の左のほうは、ほとんどが青。つまり5月に入ってからの開花です。昭和最後の春の1988年までの35年間で4月に咲いたのはわずかに3回だけ。
ところが1989年、時代が「平成」に変わってから昨年まで36年のうち17回は4月に開花。とくに昨年まで11年間連続で4月に咲いているのです。
桜の開花にも「平年値」(過去30年の平均)があります。10年ごとに更新されるこの「平年値」、現在は5月1日ですが、20年前は5月5日で、なんと4日も早くなっているのです。このままのペースでいくと、2~3代あとには「入学式に桜」といったまるで本州のような風景が見られるようになるかもしれません。
気象予報士 清水秀一
テレビで、近畿(大阪発)、全国&地球(東京・千葉発)の天気予報を担当したあと、HTBの朝の情報番組(イチモニ!など)で18年間「お絵描き天気」を中心に気象情報を伝え2024年秋にテレビから引退。新潟県出身、北海道生活25年。