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色鮮やかな季節の始まりです。秋は山並みが赤や黄色に色づき、田園地帯は黄金色のじゅうたんのよう。空の青は、他の季節とは違った透明感と鮮やかさを放ちます。そして虹を見るチャンスが増えるのも秋です。
虹は、太陽の光が、空に浮かぶ雨粒に当たった時に見えるもの。無数の丸い雨粒が、太陽の透明な光を、紫から赤のグラデーションに変え、それが私たちの目には、大空にかかった橋のような形に映ります。色は、内側が紫で外側が赤。ときどき虹のアーチの外側に、薄くもうひとつの虹が見えることがあります。それは副虹(ふくにじ)と呼ばれ、色の並びは内側が赤で外側が紫と、逆になります。今度注意して見てみてください。
さて、この虹がなぜ秋に多いのか? それは、太陽の光と、空に浮かぶ雨粒が、同時に近くに存在する機会が多くなるからです。そして、太陽が高く昇らないこと。この2つが条件です。
雨粒と太陽の光が同時に近くに存在するということは「日が射しているのに雨が降っている」とか、「晴れから雨に」または「雨から晴れに」急激に天気が変わる時です。
こんな時の雨雲は、周辺の湿気を効率よく吸い集めるため、すぐ近くでは雲が消えて晴れることになります。そして湿気を集めた雲は、空高い所へ向かって背を伸ばし、雷雲へと発達します。
つまり、虹が見えるような時は、近くに雷雲があるかもしれません。雷雲が発達を続けると、落雷や竜巻のような突風、ひょうの恐れもあります。鮮やかな虹は、危険な相棒を連れているのです。冬の先陣の寒気が上空に流れ込んでくると、このような天気になります。
テレビで、近畿(大阪発)、全国&地球(東京・千葉発)の天気予報を担当したあと、HTBの朝の情報番組(イチモニ!など)で18年間「お絵描き天気」を中心に気象情報を伝え2024年秋にテレビから引退。新潟県出身、北海道生活25年。