
「とみおかクリーニング」のある中標津と、その町に関するものを紹介します。

FMはなのスタッフのみなさん。武田正幸社長(右端)を含めて、みんながしゃべり手でもあり、1人何役もこなす。(写真提供:FMはな)
「FMはな」の愛称で親しまれるコミュニティFM局が中標津町にある。正式名称は「FMなかしべつ放送株式会社」。使用周波数の87MHzから「はな」の名前がついた。 北海道はその広さから中央のメディアが到達しない地域も多く、「地域のメディア」であるコミュニティFM局が多い。「FMはな」は道内25番目の局として2008年にスタート、今年で開局10周年を迎える。
中心市街地は盆地にあることから電波状況がよくなく、ラジオの受信状況も悪い地域だったことから、いつでも聴けるラジオは住民からも切望されていた。社長を含めてスタッフ6名で、24時間放送。5つの生放送番組を含めて、番組のほとんどを自主制作している。住民参加の番組も多く、災害時の情報発信の担い手としてもなくてはならないメディアとなっている。
FMはなが聴けます。FMはな インターネットサイマルラジオ
1980年、山田洋次監督、脚本の作品。高倉健、倍賞千恵子が主演。
中標津で、夫の死後、牧場を1人で切り盛りする風見民子(倍賞)と、心ならずも犯罪者となって逃亡中の田島耕作(高倉)との出会いが映画のモチーフだ。
ある嵐の夜、道に迷った田島が「どこでもいいから泊めて欲しい」と現れる。警戒していた民子だが、田島が牛の出産を手伝ったことをきっかけに、警戒感が薄れていく。後日、また田島が現れ「しばらくここで働かせて欲しい」と申し出る。民子はその訳を追求することもなく、それを受け入れる。
田島と民子は惹かれていくが、結局田島は捕まる。ラスト、護送される列車内での束の間の再会で民子が渡す黄色いハンカチ。同監督の前作、「幸福の黄色いハンカチ」が同じ役者で撮られているので、その前日談としての種明かしと言えなくもない。
主役の高倉健、道化役のハナ肇、牛の人口受精師として登場する渥美清はみな鬼籍に入った。
民子の子、武志役の吉岡秀隆は小学生。北海道の子どもを見事に演じる。中標津に関係の深いムツゴロウこと畑正憲も獣医役で登場。
中標津の四季が、全編に盛り込まれている。この年は釧路湿原が日本で始めてラムサール条約に登録され、道東も注目された。
今年、この作品は38年ぶりにテレビドラマとしてリメイクされ、阿部寛、常盤貴子主演で11月24日午後9時、NHK BSプレミアムで放送予定だ。現在の中標津がどのように描かれるのか、見比べてみるのも面白い。
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