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札幌コンベンションセンター(札幌市白石区)で開催されたフェスタの会場の一角に、本物さながらのスタジオを再現。子どもたちに下読みの大切さ、「立たせる(強調する)言葉」を考えること、原稿の紙で音を立てないようにすることなどを教え、架空のニュース原稿2枚分を読んでもらいました。
子どもたちの反応はいかがでしたか?
土屋:下読みをして準備万端でも、名前を呼ばれてカメラを前にすると、緊張した面持ちになる子が多く、私たちの本番前にそっくりでした。モニターに自分の顔が映し出される不思議な感覚を、私も思い返しました。教わったことを一生懸命に実践する姿がうれしかったです。
段木:堂々と大きく声を出してくれました。振り返ると私も新人のころは、緊張で声が出ませんでした。SNSの普及もあるのでしょうか、カメラ慣れしているのに驚きました。ただ、終わった後にホッとした表情の子もいました。大きな声でお礼も言ってくれ、自分のオンエア後の気持ちに共通するものがあるのかな? 楽しそうな笑顔を見られてパワーをもらいました。
そもそも2人は、なぜアナウンサーになろうと思ったのですか?
土屋:小学1年生の国語の授業で、先生に音読をほめてもらい、うれしかったのをずっと覚えていました。本当になりたいと考えたのは大学3年生のとき。テレビが好きで、制作会社でアルバイトをしたことが大きかったです。街録(街頭インタビュー)や書き起こしを担当し、そこで自分が聞いたことをディレクターが編集し、オンエアされるのを楽しく感じました。自分でも伝えてみたいということと、小学1年生のときの気持ちを思い出してアナウンサー受験を決めました。
段木:スポーツ実況で、感動の瞬間を視聴者と共有したいと思ったからです。スポーツの名シーンには、必ず名実況があります。勝ちも負けも、喜びも悲しみも、感情が動く瞬間に花を添えたい。感動の輪を広げたい。そんな思いでアナウンサーを志しました。
ニュース原稿で気をつけていることは?
土屋:「いつ」「どこで」「なにが」、これらは一番大事な要素なので、きちんと区切って読むようにしています。また、自信のあるアクセントでも「本当はこっちだったんだ!」ということがあるので専用の辞典でこまめに確認するようにしています。それと、わたしは目力が強いほうなので、カメラはぼんやりと下のほうを見るようにしています(笑)。
段木:何のニュースなのか、何が一番重要な情報なのかが大切なので、その部分を強調して読むことです。分かりやすく伝えるために「ゆっくり読む」「さらっと読む」「音を立て直して読む」など、その時々で工夫しています。大きな声で下読みすれば、周りが間違いに気づいてくれる時もあります。北海道ならではの難しい地名は、覚えてはいても久しぶりな時は調べます。間違えないことが最優先です。
「イチモニ!」MCで最も苦労する点は?
土屋:流れの把握に努めています。MC兼ニュースの時は時間に追われることもありますが、ニュースに限らずすべての原稿に目を通しておくと、流れにそって自然な言葉のつなぎが出てきます。また、スタジオで感想などを話し合う時間は比較的短いので、自分の伝えたいことを端的にコメントできるように頑張っています。が、結構難しいです。
野球実況で難しい点は? 醍醐味は?
段木:球の動きを追って、正確に言葉をつけていく「球追い」と言われる実況描写は、簡単なようでとても難しい。何度も反復をして、目で見たものに身体が反応して言葉が出るように、今も練習をしています。醍醐味はホームランや勝利の瞬間です。球場全体が沸く、あの場面がとても好き。熱気を言葉に乗せて、視聴者に伝える、一緒に叫ぶ。やりがいを一番感じます。
アナウンサーを目指す子どもたちに一言!
土屋:いろいろなことに興味を持ち、様々な経験をしてほしいです。そういった姿勢がアナウンサーには大事だと思うからです。あとは自信がなさそうに見えるより、あるように見えていたほうが良いと思います。堂々といろんなことをやってみてください。失敗したらその経験を次につなげればいいので。
段木:毎日が新鮮でとっても楽しい仕事です。アナウンサーを目指すなら、今頑張っている勉強や習い事を「極めた」と言えるぐらい一生懸命やってみてください。その経験がきっと生きます。いつか一緒にお仕事ができるように頑張りましょう!


