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昨年春より北海道のジェンダー平等の課題解決を目指す「ジェンダーコレクティブ北海道」にコアメンバーとして参画し、勉強会やシンポジウムを開催しながら、発信を続ける森さやかアナウンサーに話を聞いた。
森アナウンサーがジェンダーダイバーシティのことを発信したいと思ったきっかけを教えてください。
きっかけは、自分自身が結婚・出産などのライフイベントを経験し、働き続けることで気づいた“女性の生きづらさ”や葛藤があったからだと思います。その中で地域との関わりや、多様性の大切さなどに関心が向くようになりました。「子ども食堂」や「女性の健康課題と社会」などの取材を通して「北海道の地域社会に潜むジェンダー平等に関する課題」が大きなテーマであることに気づきました。
ご自身の経験からだったのですね。
ジェンダー平等には、家庭内の固定的な性別役割分担意識、政治や経済における意思決定の場への女性の参画の遅れ、ジェンダーに基づく偏見や差別による雇用機会・賃金の格差などの課題が根深く存在します。特に北海道はジェンダーギャップ(男女格差)が47都道府県中47位と最下位です。
北海道は最下位だったのですね。北海道民として明日からでもできることはあるのでしょうか。
ジェンダーギャップ指数は、教育・行政・政治・経済の4分野で、様々な指標から数値化したものですが、どの分野にも共通しているのが「女性の選択肢やロールモデルの少なさ」です。また、ジェンダー課題は女性の問題と扱われやすいのですが、男性も「男らしさ」やこれまでの性別役割分担の慣習に生きづらさを感じる人も増えていて、地域社会全体の課題だと言えます。多様性やジェンダーという視点から今ある社会の構造や仕組みを見直してアップデートすることは、北海道の持続可能性につながります。


一度立ち止まって、これまでの考え方を見直せるよう、たくさんの方に知ってもらいたいですね。
北海道のダイバーシティを更に加速させ、変化のきっかけを作りたいと『北海道ジェンダーダイバーシティコレクティブアクション NEWRAIL』を企画しました。ジェンダーによって人生の「選択肢」が制限されることがないよう「新しいレール(道)」を自分で敷くことができるように、という想いを込めました。
どのようなイベントなのでしょうか。
多様性やジェンダー平等を大切にした企業の取り組み事例や、自分らしく働く・暮らすを実現しているロールモデルを募集し表彰するアワードイベントです。北海道での暮らし方・働き方を発信することで次世代の人へ北海道の可能性を伝えたいと考えています。「これなら真似してチャレンジできそう」「こうした人生の選択肢もあるのか」。そんな気づきをシェアするイベントです。
新たに「自分も北海道で活躍できるんだ」と立ち上がるきっかけにできそうなイベントですね。
身近にある課題を“見える化”し、解決につながるアクションをアワード形式で集めて評価し、様々な事例やロールモデルを北海道全域に発信することが目的としています。現在エントリー受付中です!
だれでも参加できるのも嬉しいですね!
はい!アワードは2つの部門を用意しました。①アクション部門では、「男性も女性も育休を取りやすい環境をつくるために工夫したこと」や「店長や転勤を経験しないと管理職に上がれないなど暗黙のルールとなっていた昇進のルートを見直す」などの取り組み事例を集めています。②写真・動画コンテスト部門は、学生や一般の方にも参加して欲しいと思っています。短い動画やスライドショー、1枚の写真、イラストなども対象です。「多様性」をテーマに、自分らしさを表現したものを募集しています。
9月に開催されるHTB秋の大感謝祭でもジェンダーをテーマにしたトークイベントがあるそうですね。
HTB秋の大感謝祭では、9月20日(土)「みんなで学ぶ・やさしいジェンダー」をテーマに親子でも参加できるトークイベントも開催します!メディアでの伝え方など「言葉」にも注目しながら、大人も子どももポジティブになれる「自分らしい」を尊重できる言葉づかいや考え方をお伝えしたいと思っています。
この2つのイベントから北海道に住む一人一人の可能性の部分が広がっていくことを期待します。
最後に読者にメッセージをお願い致します。
これまで「あたりまえ」となっていた慣習に「ん?」と疑問をもつことや、「なんとなくモヤモヤしていたけどこれって自分だけ?」と思うことを誰かと共有することは、ジェンダー課題解決のための大切な一歩です。HTBでは、皆さんの声を多くの人に届けて、北海道の可能性をたくさん発信していきたいと思っています。是非、NEWRAILのアワードや、秋の大感謝祭など、様々な場面での情報発信にご注目ください!

