
HTBがお届けするファイターズ中継「onちゃん!6チャン!!ファイターズ」。実況や解説など出演者の他に、多くのスタッフが携わります。4月12日のエスコンFでの試合では、舞台裏で33人が中継を支えました。

番組の構成を考え、試合のポイントが一目でわかるようなテロップも準備。選手の魅力を伝えるために、プレーの合間に入れるVTRも用意する。本番は中継車内で、試合を見ながら実況と解説の声に耳を澄ませ、10台ほどのカメラの映像を確認し、どの映像をOAに使うか、瞬時に指示を出すのが主な役割。
中継D:「一瞬の判断」と「二手三手先を読むこと」を大事にしています。例えば、ヒットやホームランが出た時、三振を奪った時など、生の映像では伝えきれなかったプレーや選手の表情などを瞬時に判断し、スロー担当に指示を出して、その象徴的なシーンを届けています。次打者も常に頭に入れて、撮りたい映像をイメージして早めにカメラマンに伝えることも大切にしています。試合によって撮る映像を変えていて、4月12日のソフトバンク戦はライバル感を演出するため、あえてソフトバンクの監督・選手・ファンを多めに撮ることを心がけました。
中継車内で2人が担当している。生の映像に目を凝らし、視聴者にもう一度見てほしい場面を速やかに判断し、巻き戻してスタンバイ。中継Dと呼吸をあわせて、次のプレーまでの間で出すか出さないかを判断して映像を出す。
スロー担当:生中継では使われないたくさんの映像があるので、カメラマンが撮った素晴らしい場面をもっとお伝えしたいという気持ちで取り組んでいます。そのうえで、中継Dの要望に沿えるように意識していて、息がぴったり合うと非常にやりがいを感じます。
実況・解説にどんな話をしてもらうのか、CM明けはどんな映像から始めるのかなど、実況の隣で放送のコメントを仕切る。実況・解説が先の流れを把握した状態で進行できるよう、早め早めに「次」を構築して実況に伝えることも重要な役割。
放送席担当:出演者の雰囲気が良くなることを重視しています。例えば4月12日は、スペシャルゲストとして髙梨沙羅選手に来ていただきましたが、髙梨選手が話しやすくなるよう気配りを心がけました。解説の岩本勉さんや五十嵐亮太さんにも協力をいただき、盛り上げてくれました。放送席は話をすることに集中するので、守備位置や投手の変更、代打などを早めにフォローしてあげることも心がけています。

本社の副調整室(サブ)で、中継映像にどんなテロップを出すのか、事前に用意をしていたVTRをどう交えるのかなど、現場の映像にさらに手を加えて視聴者へ届ける最終司令塔。
サブD:中継Dの意図や要望をできる限り反映させることを大事にしています。事前に用意したVTRやテロップを展開に合わせて送出したりします。重要なのはCMのタイミング。CM本数は決まっていて、放送が延長された場合は本数も増えます。4月12日は最大延長となり、イニング間や投手交代時、時には連続でCMを出しました。試合視聴との兼ね合いに気を配りながらタイミングを計りました。

本社サブで、選手の名前や得点などの表記を送出する。打者が映し出されたら、すぐに打者の名前が表示されるようにスイッチを押す。油断していると、すぐに映像が切り変わって映像とリンクしないので、集中が必要。
SVC担当:ダブルプレーなど、アウトカウントが一気に増えたり、本塁打が飛び出して得点が入ったり、様々なことをケアして対応できるように心がけています。打率ランキングや投手の成績などのデータを準備し、どこで出すと視聴者にとってプラスの情報かなども考えながら対応しています。

本社で試合を見ながら、得点シーンやファインプレー、投手の好投など、重要な場面を編集して映像を蓄積し、そして精査する。試合次第で投手編など臨機応変に視聴者に伝えるべき映像も用意。
ハイライト担当:編集している間も試合が進むので、時間をかけている余裕はあまりありません。4月12日の試合は11対7と得点がたくさん入り、重要なシーンが多かったので、その中でも同じような映像にならないよう、違う角度からのカメラなども考えて編集を心がけました。野球の魅力がより伝わるような、もう一度見てほしいシーンを意識して盛り込むようにしています。