
中央区にある当社の相談サロンにて、日々ご高齢者の方に関する住み替え等相談を承っております。毎年、秋風が吹くころになると来訪者が一気に増えます。なぜかと言いますと、北海道あるあるの雪問題。特に一戸建てにお住いの方は、雪かきが出来なくなったという理由が多く、売却も含めてご相談にお見えになります。
ご自身の意思で、また、ご家族が心配されての来訪、十人十色です。ご自身の意思では、「自分で判断がしっかりできる間に自宅を処分して高齢者住宅に移り住み家族に迷惑をかけたくない」「身寄りがいないので今のうちに身の周りを片付け、不安な時に相談できる人が近くにいてくれる環境にしたい」というご相談が多く、身内や周りの方に迷惑をかけたくない!というお気持ちが強く感じられます。しかし、頼って欲しいという思いが強いご家族にとってはその決断に衝撃を受けられるケースもあります。
ご家族が心配されてお見えになる方の中には「まだ、頑張れるから大丈夫!」と言われる方も多くいらっしゃいます。そのようなケースの8割くらいは、面談しながら心の中で「大丈夫ではないようにお見受けします……」と。ご家族の心中お察しいたします。
ご家族や周りにいらっしゃる方々が心配されるには理由がある、と考えなければならないと思うのです。判断力や、身体的機能の低下が見受けられるようになってきた。例えば、自分ではきれいにしているはずの台所や部屋を良く見ますと、台所にカビが生えている、部屋の中にゴミ袋がいくつも転がっている。視力の低下や、腕や足腰に力が入らず汚れがきれいに落ちていない。ゴミの分別の仕方がわからなくなる、あるいは分別が面倒になる。
出来なくなってきていることの小さな積み重ねが、大きな心配に繋がっているのです。ご自宅に思い入れが強い高齢の方も多くいらっしゃり「最後までここにいたい」と訴えられることも多くあります。お気持ちは痛いほど伝わってくるのですが、今のまま生活を続けてなんとかなる方とそうではない方がいらっしゃいます。今一度、大切に思う方々の顔を思い浮かべながら、ご自身のお身体とよく相談されてみてはいかがでしょうか?これからいかにして過ごしながら生きていくかを。