
新型コロナ感染者も少しずつ減り始め、様々な規制も解除されつつあります。
シニアライフ相談サロンにも来訪者が増え始め、毎日のようにご相談者がいらっしゃいます。
うつむき加減でそぉーと扉を開き戸惑いながら「予約した者ですが……」。サロン入室時の体温測定と手指消毒を済まされご案内させていただいた席に着きます。
ご挨拶の後、「何から話して良いのか……」と小さな声。
私からお伺いしますね。70代半ばの女性の方です。「何かあったら一人暮らしでは心配で」。現在はお元気でお一人暮らしをされていらっしゃいます。どんなご不便を感じられますか?という問いには、「まだ、何でもできるんです。お友達に会ったり、デパートへ行ったり、今度、展覧会があって見に行こうと思っています」。楽しさが伝わります。
お食事の支度が辛いと思われることはありますか?最近、部屋が散らかっているなと感じることはありますか?「時々ありますが、そんなに辛いと感じることはないです」。高齢者住宅でのルールや前回のコラムで書かせていただいたような日常をお伝えするとうなずかれながら「そうですよね」。ご本人の出来ること、してみたい事を伺うと今の生活をまだまだ楽しめる方と感じました。
「でもなんだか心配で」。日頃から連絡を取っている方や、生活の面で相談できる方がいらっしゃるか思い返していただくと「3ヶ月前に民生委員の方が来て、まだ元気なので大丈夫とお断りしたのですが、連絡して様子見に来てもらえるようにしようかしら?」不安を取り除くヒントを見つけられたようです。 それから少し今の生活のご様子を伺いながら出来る事、してみたい事を再確認していくと「私、まだまだやれるような気がします」。そうです!今だから楽しめることは沢山あるものなのです。「そうですね。まだ楽しまないと」。暗く見えた表情に赤みが差し明るい眼差しが戻ってきました。ご不安になられた時、いつでもお待ち致しております。
最近では見守りをしてくれるサービスも増えてきました。
今のご自身に合った生活を選べる時代になってきたようです。
一般社団法人シニアライフサポート協会 NPO法人札幌高齢者住まいのサポートセンター 代表理事 風間 理可