
お正月も明けて日常生活に馴染んできた頃でしょうか?
さて、昨年12月に2019年の健康寿命が厚生労働省より発表されました。そして平均寿命から健康寿命を差し引いた日常生活に支障がある期間は、男性8.73年、女性で12.06年となり、調査が始まって以来約10年間は縮小傾向が続いているとの事です。しかし、何らかの健康トラブルで日常生活に制限のある期間が意外と長く続くと、数字を見て気が重くなります。男女合わせて平均10年という期間、介護を受けながら今の自宅で生活できるのだろうかと不安が募ります。
最近では70代、お元気で自立された状態から高齢者住宅に入居され、サークル活動や習い事、ジムやヨガに通い身体づくりに励む方も多くなりました。ご高齢の方も社会参加が広がり活躍の場が増えるとますます健康への意識がさらに高まってくるのではないでしょうか?
年金の受給開始年齢が今後も段階的に引き上げられる予定です。高齢者住宅に入居しながら、アルバイトや会社に通うという方も多くなっていくのではないかと感じています。特にご高齢の男性に多く見受けられるのですが、料理ができず外食やコンビニ弁当ばかりで、ドクターから「栄養バランスを考えた食事をしなさい!」と注意を受けられた方のご相談もちらほらと。高齢者住宅では毎日決まった時間に栄養バランスの取れた食事ができ、健康的な食生活になるようです。
多くのご相談者が抱く高齢者施設へのイメージは、学生の寮や下宿のようなもののようです。共同生活を送る上で最低限の規則があり、食事や入浴の時間が決まっていたり、門限や外出制限などのルールが設けられたりしています。学生の頃、寮生活のご経験のある方は受け入れやすいご様子ですが、今まで自由気ままに生活をされて来られた方にはご理解いただけるまでお時間がかかるというケースもございます。
優先させたいポイントを決め、それぞれ十分に考慮した上でライフスタイルを決定していきましょう。健康寿命の延伸を目指して。
一般社団法人シニアライフサポート協会 NPO法人札幌高齢者住まいサポートセンター 代表理事 風間 理可