
今年は、天変地異を感じさせるような雪害の多い冬でした。雪かきに疲れてしまった方や外に出ることが叶わず不安になられた方も多くいらっしゃいました。
外は猛吹雪。シニアライフ相談サロンの電話は鳴ります。89歳の女性しっかりとされた口調で市外から転居のご相談です。介護認定も必要なくお元気なのですが、今回の雪でご自身の体力の衰えに不安を覚え、引越しを決意されたようです。年金も少なく、貯蓄は引越費用にと貯めておいた数十万円。ご年齢を考えるとケアハウスが安心できる環境でしょうか。しかし、ケアハウスは、一般的には市内に一年以上お住まいになっていなければなりません。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居する場合は、住民票を移していなくても利用することができます。ご希望に添うことを考えるとケアハウスは待機の方も多いので札幌に引越をして待機をされることが一番の近道になりそうです。しかし、最近では自立者向けの安価な住宅は数が少なくなっている現実があります。
介護認定を受けるまで、今の状態での生活はご本人にとって現実的ではないという思いで決意された引越しですが「簡単には行かないのね」と大きなため息を一つ。
広告やホームページで安価な金額を見つけ、行ってみるも要介護認定がないと受入ができないという住宅を9カ所も見学され疲れ果てた方よりご相談をいただいた事もございました。今のままでは不安と思われたら見学に行かれる前にシニアライフ相談サロンに一言ご相談ください。
さておき、ご相談者へ幾つか提案をさせていただきました。その時こんな会話を致しました。「安心できる生活をするためには幾つになっても努力をしなければならないご時世になってしまったのですね。退職後ゆったりとした生活を想像していたのですが、年金は徐々に減り、介護保険料はどんどん増えていく」
生きるということはいろいろな意味で努力という言葉が相応しい時代なのでしょうか。
一般社団法人シニアライフサポート協会
NPO法人札幌高齢者住まいサポートセンター
代表理事 風間 理可