
コロナ感染対策の規制緩和が始まり「高齢者住宅」でも少しずつ緩和がされてきました。時間制限付きですが面会が出来るようになり、イベントも行われたり少しずつ賑やかさが戻ってきたような気がします。
「高齢者住宅」のスタッフの方が入居者に季節感を楽しんでいただこうといろいろなアイディアを出し合い、思いを込めて手作りでモミジや銀杏の葉を壁に貼り、エントランスや交流スペースにカボチャやほうきで飛んでいる魔女の切り絵などハロウィンの飾りが住宅内を彩ります。
当サロンに来られる方の中には「施設」という表現される方もいらっしゃいますが、私たちは「住宅」と表現しています。
「施設に入ったら何にもできないんだろう? そんなところには私は入るつもりはない」と頭ごなしにおっしゃる方も多くいらっしゃいます。「施設」とはどんな所をイメージされていらっしゃるのでしょうとつい質問を投げかけてしまいます。
今の「高齢者住宅」は予想以上に自由に過ごすことが出来るものです。
「洗濯くらいできる」という方はケアマネージャーに、洗濯は見守り付きで、掃除は介護士と一緒に、というようなケアプランを作成していただくことができるでしょう。ご自分の出来ることはご自身で、ご自分で難しくなってきたことを手伝ってもらうということを前提にお手伝いしていただくことがご自身の生活スタイルを守れるのではないでしょうか?「高齢者住宅」に入りたいと思われる方の多くは「安心感」を求められます。食事が作れなくなってきた、掃除が面倒になってきた、そして一番多い不安は「何かあったら」なのです。その何かとは、突然の病気で倒れてしまったり、ふらついて転倒し動けなくなった時、誰かが近くにいてくれたなら何とかなると感じていらっしゃるようです。
実際、お一人暮らしをされ、まだ自立した生活ができる方でも不安感にさいなまれ元気がなくなり周りの方に促されるように「高齢者住宅」へ入居され、その半年後、そこで生き生きとした表情で美容師の方と笑顔でお話されていた姿を見て「安心感」とは人を元気にするものなのだと実感しました。
スタッフの手により季節ごとに彩られる住宅は安心感も増すような気持ちになります。
一般社団法人シニアライフサポート協会
NPO法人札幌高齢者住まいのサポートセンター
代表理事 風間 理可