

紫陽花に朝顔、向日葵にラベンダー。「花のまち」恵庭市は季節を感じさせる植物が道を彩る。ASA恵庭中央の所長、市田和則さんはお店を持って35年目。当時は田んぼしかなかった恵庭駅周辺が住宅地になり、変貌を遂げる姿を間近で見てきた。その中の一つ、駅の近くにある「恵庭ふるさと公園」は、2回の整備を経て、手入れされた花と木々に噴水、小川が流れる今の気持ちの良い公園になったという。
ASA恵庭中央の近くに、市田さんおすすめの「ミモザの園 アロマとおくすりやさん&Café La liberté」はある。薬剤師でアロマテラピーのオーナーがアロマや漢方薬の販売も行っているカフェだ。オーナーの高橋仁美さんは、「コンサルの方によると日本初の形態だそうです」と話す。温かみのある店内には、高橋さんが厳選したアロマたちや画家である娘さんの作品が並ぶ。高橋さんの誕生日に娘さんから贈られたという、星空のような背景にミモザが描かれた作品は、母親とお店への想いが伝わってくる。
こだわりが詰まったメニューをメインで担うのは、息子さん。エスプレッソマシンで淹れたコーヒーはクリーミーさが格別だ。マシンならではの凝縮された深みが、そのまろやかな飲み口と見事に調和する。彼の淹れるコーヒーに魅せられた常連さんの好みに合わせて、ブレンドや焙煎をして販売も行っているという。


店名の「園」には、色々な人や物事が集まるのをイメージして付けたのだと教えてくれた。その思いの通り人の輪が広がり、イベントも盛んにおこなわれている。元々は別の土地での開業を考えていたが、縁あって恵庭にオープンした。「花のまち」と「ミモザの園」には親和性を感じる。筆者は暑さを乗り切るのに、高橋さんおすすめの愛媛県産の柑橘系アロマセットを購入。樫の木に垂らして気持ちをリフレッシュしたい。
今後さらに人の流れが期待される恵庭市。その変化を見つめながら、「住みやすく、きれいな『花のまち』の姿は変わらないでほしい」と語る市田さん。その魅力を体現するような「ミモザの園」にも、ぜひ足を運んでほしい。
(文・写真/新開なつみ)
ASA恵庭中央 所長 市田和則
〒061-1409 恵庭市黄金南5丁目10-6