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道北極寒の地で農業を営みながら、周囲の自然・生き物たちを撮り続けている。初めて彼の『里山の宇宙(くうかん)』(彩流社2018年)を見た時は、本当に驚き文字通り瞠目した。間近に迫るクマタカの眼、雪煙を立てて獲物を掘り起こすキタキツネ、彼らが相まみえて緊張のうちに闘う姿の緊迫感は、その地に密着しどっぷりと浸った人でないと、決して撮れない空気すら写し込んでいる。泊に惚れ込み師とも仰ぐ元記者が、その生き様や穏やかな人柄、撮影秘話を伝えるのが本書で、この稀有の写真家の哲学を伝える良書である。
著者 松垣透 出版 彩流社 発行 2024年2月6日 価格 2750円(税込)