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「ストリップ」。現代では死語に近いかもだが、昭和男性の間では声を潜めながら確かに使われた言葉だ。筆者も新入社員の頃、会社のはとバスツアーで浅草ロック座を体験した。アンダーグラウンドな風俗か、大衆芸能と舞台芸術との間か?ともあれ、元踊り子である著者がその記憶と記録を後世に伝えるため、浅草、新宿、船橋、札幌の四つの街の劇場と人にまつわる歴史を綴ったのが本書だ。粗削りながらも人情の機微に触れる筆致で読ませる。若干表現に穏当を欠き細部確認をして欲しい部分もあるが、本書の価値を落とす程ではなかろう。
著者 早乙女宏美 出版 寿郎社 発行 2024年12月1日 価格 2750円(税込)